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コンソレーション3番 練習中
2013/10/08(Tue)
先日、姉の四十九日の法要が行われ、お墓に埋葬されました。

とうとう、こういう事になってしまったんだなぁ…。
昨年の父に続いて、姉まで逝ってしまい、私は一体どうなるんだろう?と思っていたけど…

何とか 過ごせてます…。


姉のお墓は、うちから結構近くて、お参りにもすぐ行ける距離にあります。

近くで 私を見守ってくれてる とも思える。
ん? 姉のことだから「見守る」より「監視してる」ってのかもしれない…(笑)

「アンタ、また何ぐずぐずしてるの、やる事さっさとしてしまいな!」と聞えてきそう。

「は~い」


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結局 半年入院していたけど…

はじめのころは、車椅子でよく一緒に散歩に出ていた。満開の桜をみて喜んでいた。いろんな植物の名前もよく知っていて、ひとつひとつ無知な私に教えてくれてた。
散歩がちょっと難しくなってからは、ベッドでよく折り紙をしていた。凝り性なので、結構複雑でややこしい作品にも取り組んでいた、「折り紙も奥深いもんだねぇ」って。
それから、読書に夢中になって…「読みたいと思っていた本 たくさんあったのよね」と。

最後の1ヶ月は、音楽を聴くようになった。
私が顔を出すといつもウォークマンのヘッドフォンをつけていた。
(姉は普段は音楽をじっくり聴くということはなかったよう、趣味はテニスで、仕事はアパート経営やご主人の仕事の経理などをして忙しそうだったし)。

で、ある日「アンタのピアノ聴かせてよ」と。そういえば、大人になってからの私のピアノは殆ど聴いたことはなかったっけ。
なので、今まで録音したものの中で、私なりにまあまあいい出来かもと思える曲、10数曲をICレコーダーに入れて病院に持って行った。

そして、聴いた姉の感想は…
「ギロック(叙情小曲集)は、綺麗だったねぇ。悲愴の2楽章も、あの間が結構いいかも」。
おお~気に入ってもらえたか♪ ホッ。
しかし…
「ブルグミュラーは、うん、アンタの演奏、子供に聴かせられないって言われたらしいけど、なるほどって思ったよ。」(姉も子供のころ、ブルグミュラーまでは習っていたっけ)
やっぱ、素朴な愛らしさを欠いた ただ勢いだけの気まぐれな演奏は、「何なのこれ?」だったみたい(汗)

「で、(肝心の)リストやショパンは?」と聞いてみたら
「よくわかんないけどさぁ、何かやかましいし、あわててるって感じだよ」と辛口の一言、
ICレコーダーは直ちに返してくれた。
その後はバッハやベートーベンの交響曲のCDをずっと聴いていたよう。

あ~バラ4も年単位で練習したのになぁ…トホホ。「アンタ、こんな長い曲よく頑張ったねぇ」くらいは言ってもらえるかなとひそかに思っていた私はやっぱし のうてんきな妹! だった(汗)

姉は、昔からおべっかなど言わない、本音をずばり言う性格であります…それは療養中でも変わらずでした。


でもそう、私のピアノは まだまだ未熟 なんだということです!

率直な感想 ありがとう! 

※ しかし、まだ未熟って 私は何歳なんだよ?(ぼそ)


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で、久々の録音
リストの「コンソレーション3番」

「やっぱ、あわててるぞ!全然 慰めになってないよ」
姉の声が聞えてきそうです…。

「はい、また練習続けます」

<追記>
練習しなおして、一応 Amabike の方にアップしました。10/14



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